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March, 2003


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3月30日(日)
野球シーズンが今日から始まりました。心底楽しむことができないのはやはり戦争中だからなのですが、昔からファンの野茂投手がD'Backs相手に開幕完封勝利を飾ったというニュースを聞いたときはやはり嬉しくなりました。昨年はSt.LouisでCardinalsと対戦したのだけど熱出していて見に行けなかったし、今年はなんとか野茂さんの試合を見に行きたいですね。戦争が一日でも早く終わって野球場に流れる愛国歌が「Take Me Out To The Ball Game」に戻って欲しいものです。

寒の戻りpen1_24.gif

3月30日(日)
昨日、今日と氷点下で雪やあられが降りました。なのに予報では今週末は25度C。ほんまかいな…。

珍しく明るいニュースです。アカデミーのオスカー賞監督賞などを受賞したThe Pianistが昨日から上映館をさらに300館拡大。そして、千と千尋の神隠しはたった7館から一気に800館と全国中に拡大!
ちなみにうちの町は入っていないようです。あ〜あ。

風邪ひき中…pen1_20.gif

3月27日(木)
体調を崩してしまいましたが、もうすぐ復帰します。でも明日からまた気温が下がるので(ミルウォーキーでは雪が降ってるし)、風邪がぶり返さないよう気を付けないと…。

これだけイラクとその周辺の民間人を殺し傷つけても、自国民がテロ標的になろうとも、予定の10倍ちかい出費になろうとも、戦争を続けると発表した米国と英国のトップ達。理性がなく感情的に意地になっているのではなかろうか…。メディアも統制を受けて戦争美化の色に染まっていますが、しかし、アメリカ人全員が戦争推進に染まってはいないところに希望が持てると思います。今日はNewYorkとD.C.で大きなデモがあって多くの逮捕者が出たほどの騒ぎになった一方で、LosAngelesではプラカードやイラクの子供達の写真を掲げるだけで静かに行進する抗議行動がありました。写真の中に日本の写真家森住氏(http://www.morizumi-pj.com/)によるものもありました。理性に訴えるにはこの静かな方法がより有効かなと思います。

Spring Breakpen1_01.gif

3月24日(月)
大学は春休みになり、今週1週間は講義がありません。でも研究室の学生達はほとんどが今日も来ていました。昨年末の感謝祭やクリスマスでは、みんな旅行に行ったり帰省したりして研究室は閑古鳥が鳴いていたのだけど…。特に宗教行事がないからかもしれませんが、戦争のことを思うと旅行に出る気にはならないという学生もいました。

ニュースではイラクの捕虜になったアメリカ兵が増えてきていることもあり、家族へのインタビューが流れています。でも誤爆で殺したシリア人の家族の様子とかはまだでていません。バグダッドでもどれだけの人々が傷ついているのかは想像するしかありません。アメリカのメディアは自由な言論だというけれど、戦争を美化するということでは金太郎飴みたいに画一的だと感じます。

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3月23日(日)
アカデミーの授賞式の一番最初に「千と千尋の神隠し」が長編アニメーション部門を受賞しました! ノミネートされた5作品が順に紹介されていく時も「千と〜」が紹介されたときが最も歓声と拍手がわき上がっていたので、ハリウッドの映画人達の間でも人気が高いのでしょう。15日に英語版を見たばかりですが、一緒に見に行って面白かったと言っていたMからは、すぐに良かったねというメールをもらいました(彼女は今オハイオの友達の所に行ってます)。これを機にアメリカ国内でもディズニー映画並みに上映館が増えればいいなと思います。

後からニュースで知ったのですが、式典の前には主催者側が政治的な発言を控えるよう出席者に伝えていたようです。でも抑えきることはできなかったようですね。会場周りには主戦派と反戦派のデモで騒然としていたそうですから。アカデミー会長さんも挨拶の中で「戦争無しで平和を」みたいなことを言ってましたし、平和を意味するピースサインをするプレゼンターの人もいました。ドキュメンタリーで受賞したMichael Moore氏が出てきたときは絶対何か言うと思ったら、予想以上に身振り手振りでブッシュ政権を批判して、歓声とブーイングがわき上がっていました。この方が出したStupid White Men(直訳したら「アホな白人ども」かな)という本は、ブラックユーモアをちりばめて現政権をこきおろしたものでベストセラーになってます。日本語訳も出ていると聞いたけど、日本での人気はどうなのかな?

一番印象に残ったのはThe Pianist(日本題は戦場のピアニスト)で主演男優賞を受賞したAdrien Brodyさん。この映画も先月見たのですが、とても真摯な演技をしていたので受賞には納得です。ステージでいきなりプレゼンターのHalle Berryさんにディープキスしたのにはびっくりしたけど、落ち着いた後は一言ずつかみしめるように関係者へのお礼の言葉を述べていました。一息ついたところで送り出しの音楽が鳴り始めたのですが、「ちょっとまって!これだけは言いたい」とさえぎってから、次のようなことを言いました。「受賞は嬉しいけれど深い悲しみも覚える。このような異常な時に受賞したから。」「この映画に出たおかげで戦争がとても悲しいものだということがよく分かった。」「平和的にすぐ解決するよう祈ろう。」最後に「クウェートにいる友人が無事に帰れますように。」と締めくくりました。私の英語力ではだいたいこれぐらいしか聞き取れませんでしたが、声と表情からメッセージが心に染み入りました。彼らの行為に敬意を表します。願わくは多くの米国民にこのメッセージが届きますように。

Welcome backpen1_02.gif

3月21日(金)
中国から同僚のYが帰ってきました。彼女は昨年末に修士論文を提出して実家へ1ヶ月帰り、その間に次の博士課程用期間分Fビザを更新する予定でしたが、ビザ制度が次々と変わったために3ヶ月も足止めを食らってしまいました。同時にビザを申請した彼女の旦那さんは1ヶ月早く取れた一方で、7ヶ月も発行を待っているという知人もいるそうです。この3ヶ月間オフィスでは一人きりで寂しかったので(学生とポスドクは3つの小部屋に分かれて机を持っています)、彼女が帰ってきたお陰で日常会話が増えて嬉しいです。戦争に巻き込まれず無事に着いて良かったと思います。

明るい気分も自宅に帰ってニュースを見ると暗くなってしまいました。いきなり大規模な空爆。1500発の爆弾って、これじゃ絶対市民に犠牲者が出るよ。病気とかで市内から離れられない人も多数いるはずなのに、なんてひどいことをするんだろう。なんでこんな侵略戦争を支持する人が7割以上もいるのだろう(昨日のUSA Today世論調査より。調査対象人数が少ないし数字は歪曲されているのかもしれないけど)。爆煙があがって炎上するバグダッド市内の映像で911同時テロ事件を思い出さないのかな。あの爆煙の中で恐怖にさらされている市民たちがいると。思考が麻痺している人ばかりではないから今日もデモが起こっているのだろうし、テレビでも大規模空爆に疑問をはさむ意見が出始めたのだろうけど、戦争支持が強いのは相変わらずのようです。明日はChambanaで人が集まるところの様子を見てこようと思います。

Demo marchingpen1_04.gif

3月20日(木)
午後1時過ぎに外から声がするので見てみると、学生達が反戦デモ行進をしていました。その数はざっとみて500人以上。ちょうど授業と授業の合間の時間でしたが、キャンパス中を歩いているようだったので、授業を休んでのデモでしょう。すぐに研究室のミーティングがあったのでそばへ行くことはできませんでしたが、遠目にも彼らが持つ手書きのメッセージボードと、血を表したと思われる部分的に赤く染められたアメリカ国旗は迫力がありました。

国内の各地で反戦デモが行われているようですが、テレビでの報道はもっぱら攻撃のこと。今使われている爆撃機の性能はこうだ、このミサイルにはこんな技術が使われている、次はここを攻撃するだろうという解説。まるっきり戦争シミュレーションゲームの感覚で番組が作られていて、見ていると気分が悪くなってきました。

Decapitation Attackpen1_02.gif

3月19日(水)
とうとう夜から米英軍の攻撃が始まってしまいました。日本でも同じでしょうが、こちらでもニュース局はどこも戦争のことばかりです。ニュースの中で、最初の攻撃をフセイン大統領を狙った「斬首攻撃」と表現していたのでぞっとしました。国連の決議を得ずに攻撃を始めたのみならず、独裁者とはいえ他国の元首を殺すことを堂々と行う。本当にこの国の首脳部は怖いです。日本政府は本当に全面支持をしていて大丈夫なのでしょうか。同じだと思われたらアジア諸国と隔たりができてしまうと思うのですが…。国連や周辺国が開戦を止めることはできなかったけれど、戦後のイラク復興のことを話し合っているよりも、まずはこの戦争を一刻も早く終わらせるよう動いて欲しいものです。

脱出pen1_44.gif

3月18日(火)
先月28日の日記でも書きましたが、化学科のGさんが今月末に帰国なさるので、お昼に待ち合わせてMovingSellで余っていた電気スタンドを頂きました。お礼にIlliniUnionのすし屋へお昼を食べに行き、偶然居合わせたMさんと3人ですしと牛丼を食べながら、帰国に関していろいろお話を伺いました。

海外派遣をよく行っている企業から来ていたGさんは、会社の派遣マニュアルによって帰国スケジュールが決まっているのだそうです。しかしこの状況下なので、家族を例の48時間以内に緊急帰国させるようにという指示があったのだとか。会社が家族分の航空券を手配中だということですが、他の企業も同じように動いていたら航空券はなかなか取れないかも。とりあえずボストンバッグ1つを用意して奥さんと子供の身の回りのものを詰めているところだそうです。Gさん本人は帰国日の変更はないのですが、もし戦争が始まればアメリカ国内で待機なのだそうです。アフガンの時は同僚が3ヶ月アメリカに残ったとのことで、ビザが切れるので最長1ヶ月しか滞在できないのに、と心配していました。

一方、今月末シカゴ出張があるので会う予定だった高校時代の友達Aさんとは、上司の判断で出張が中止になったと今月初めに連絡がありました。国際学会に出席する博士さんの随伴でもあったようですが、その博士も出席を取りやめたそうです。私も状況次第では4月末のフランス出張を諦めないといけないかもしれません。同じ学会に参加するボスとも相談しながら出国を判断したいと思います。

フランス出張の帰りはタイ経由で日本に一時帰国する予定ですが、タイ航空便はイラクの上空を通るのではという伯父上のご指摘がありました。あわててタイ航空のWebサイトをチェックしたところ、迂回ルートに変更して運行は通常通りだそうです。ただし状況によっては変更や休止になる可能性があるとのことなので、まめにチェックしておこうと思います。

President's Addresspen1_04.gif

3月17日(月)
日本でもブッシュ大統領の演説の様子が報道されたでしょうか。なけなしのヒアリング力総動員しても5割方しか分かりませんでしたが、独裁政権からイラク国民を救うなどという装飾がなされても、中身はアメリカの利権のためだということは分かりました。イラク軍は自国の政権を無視して我々を入国させよ、油田を破壊するな、って呼びかけてはねぇ…。

イラク国民には危害を加えないって、アフガンでやった誤爆のことを棚に上げてよく言えるなと思いました。食料や薬品を持っていくと言ったって、その代わりに爆弾を落とすのをしばらく我慢しろってことだし、そもそも戦争しなくてもできることなのだから説得力がない。その影響もあってか、武力行使は正当だという主張には全く同調できませんでした。

湾岸戦争やアフガンの時のような犠牲が出ることを想像すると、なんとかして戦争を回避してほしいと祈らずにはいられません。この数日間がどう展開するか心配です。

Capture the Crownpen1_37.gif

3月16日(日)
13日の春雷の後から一気に春めいてきて、今日は半袖を引っ張り出しました。朝にはCardinalのよくとおる鳴き声が聞こえるようになっています。この暖かさはやはり異常のようで、気温は平均より5〜10度Cも高いようです。そのうち寒さが戻るかもしれないので、冬物はまだしまわないでおこうっと。

午後に男子バスケのトーナメント決勝戦があったのでMのアパートで一緒にテレビ観戦しました。リーグ戦では2位だったIllinoisは、リーグ1位のWisconsinを倒して勝ち上がってきたOhio Stateとの対戦です。Ohio StateはMの出身校なので彼女はそちらを、私はIllinoisを応援。Ohio Stateは4連戦で大分疲れていたらしく、結局Illinoisが大勝しました。優勝すると監督がバスケットのゴールネットを切り取って持って帰る習わし?があるようです。面白いですね。(こちらを参照して下さい。でも写真は16日限りかも。) 研究室に戻ると近くの学生寮では優勝祝いで大騒ぎでした。

この後に全国大会(NCAAトーナメント)への出場校が選抜されたのですが、トーナメント2位のOhio Stateは選抜されずにリーグ優勝のWisconsinが選ばれたり、Illinoisが中西部ではなく強豪揃いの西部に振り分けられたりしました。(シード表はこちら) Mに尋ねてみても、全国ランキングも影響しているようだけど、選抜の基準はよく分からないとのこと。大学数が多いから複雑なのでしょうか。ともかく来週から始まるこの全国トーナメントでバスケットボールのシーズンが終わり、陸上や野球が始まるようです。

Japanese Film Festapen1_05.gif

3月15日(土)
昨日の日記にも書きました日本映画シリーズを見てきました。ChampaignのダウンタウンにあるVirginia Teatreというところですが、中に入って見るとびっくりするほど古い建物。ゴシックの立派な建物で演劇もできるよう緞帳がある舞台だけど、天井や壁の漆喰がはがれていたりして年月を感じました。映画はどちらも良かったです。特に千と千尋の神隠しは子供連れが多くて、画面に反応して笑うわ泣くわ叫ぶわと騒がしかったですが、大人も楽しめたようで最後には大きな拍手がわき上がりました。今月末のアカデミー賞にノミネートされているようですが、アメリカでも反応が良いみたいだから期待できるかも?

帰りに友達Mが知り合いの中国人のホームパーティに招かれているとのことで、私もご相伴にあずかりました。材料学の学生さん達3人で中国人、アメリカ人、ドイツ人とバラエティに富んでいましたし、女性ばかりなのでおしゃべりに花が咲きました。ネイティブアメリカ人のしゃべっている内容は6割ぐらい分かったかな? でもしゃべり慣れていないのでキャッチボールのような話のテンポに割り込むのはなかなか大変です。まだまだ英会話の練習が足りないなぁ。

おしゃべりが一段落した後に中国式カードゲームを教えてもらいました。英語名Tracerだったかな? 2組のトランプを使って2人2組でするゲームで、最後まですると数時間かかるというものです。ルールが複雑で慣れるのにちょっと時間がかかりますが、ゲームの駆け引きを覚えるとはまります。今日は時間もないので途中で切り上げましたが、またやってみたいです。

好評pen1_16.gif

3月14日(金)
リニューアルしましたこのサイト、可愛いと好評で嬉しいです。特にこの「ペソギン」アイコンですね。リンク集のページでも書きましたが、この「Web Calen」というCGI日記フォームがお天気など毎日アイコンを入れることができるので、ネットで表情豊かなアイコンを探していたのです。T*D Empireというサイトでこのアイコンを見つけてそのキュートさに一目惚れしてしまいました。(笑) 今ここには約30種類登録してありますが、サイトには他にもたくさんのペソギンが住んでいます。惚れた方はぜひサイトを訪問してくださいませ。(^v^)

明日は午前中に高校生の研究室訪問があります。研究室のMくんとBくんは可愛い女の子と会えるかも〜、なんて浮かれてましたが、さて、どれぐらいの高校生が来るかな…。なにせ私達の研究室部屋は研究科のメインとは違う建物だし、増築を重ねた古い建物で入り口が非常に分かりにくいのですね。誰も来なかったら寂しいなぁ。

午後は友達や研究室仲間と日本映画シリーズのうち、「千と千尋の神隠し」と「HANA-BI」を見に行く予定です。大学のアジア文化センター主催ということで、入場料はなし! ラインナップはこの2本の他に「折梅」「リリー・チューチューのすべて」「御法度」の計5本。バラエティに富んでいますが、「最近の日本映画」がテーマのようです。Spirited Away(「千と〜」の英語題名)は見たかったんだという日本のサブカルチャーマニアのMくんに、既に「千と〜」も「HANA-BI」も見たけどもう一度見たいというMくんの友達Cさん、そしていつもの私の映画仲間Mという面々で、ChampaignダウンタウンのVirginiaTeatreへ行くことになりました。実は私、「千と〜」は見損なっているのですね。明日が楽しみです。

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3月13日(木)
今週から10度C以上といきなり暖かくなったためか、昨晩は今年初めての雷雨になりました。これで残っていた雪も全部消えました。昨年4月にやってきた時はまだまだ寒かったと思うのですが、今年は春が早そうです。

今日は昨年6月に誘拐されていた少女が生きて帰ってきたというニュースで驚きました。アメリカでは子供が誘拐され、そのまま見つからなかったり殺されたりすることが多いらしいので(実際昨年も殺されたケースがいくつかニュースになっていました)今回は本当に良かったと思います。以前冬のオリンピックがあったSolt Lake Cityの上流家庭の娘さん(当時15歳)が妹(当時9歳)と一緒に寝ていた寝室から連れ去られたということで、大騒ぎになったことを覚えています。金が目的の誘拐と見られていたのに、そのまま犯人から何も連絡がないままだったので、捜査がなかなか進展しなかったようです。見つかった時は自宅から15マイルぐらいしか離れていないところを歩いていたというのですから、犯人の男女がどうやって隠していたのかまだよく分かりませんが、これから徐々に明らかになっていくことでしょう。

ちなみにイリノイ州では12歳以下の子供だけが自宅にいることを法律で禁じています。親が仕事で遅くなるようなときは小学校の後に子供を託児施設に預けて大人が常に側にいるようにしなければなりません。これはつまり、いかに子供が危険にさらされているかということですよね。最近危険になっている日本でも参考になる事例ではないかと思います。もちろん、この法律が有効なためには託児施設の充実が必要なわけですが。

Renewal!pen1_03.gif

3月12日(水)
ようやくサイトをリニューアルしました。といっても、デザインを変えてこのWeb日記を付けたぐらい。肝心の新コンテンツ、この町の生活情報がまだ工事中です。(苦笑)

色を春らしくしてみましたが、いかがでしょう? 読みにくいところがあったら教えて下さいね。

No adpen1_19.gif

3月7日(金)
今日から広告を取り除いてみました。Tripodは無料なのですが、アメリカの場合は初期10ドル、月4.95ドルで、広告表示を無くしディスク容量を5MB増やすことができます。これで訪れてくれる皆さんが見やすくなったと思っていただければ嬉しいです。ついでに滞在1周年を記念?して、サイトのリニューアルを準備しています。見やすいレイアウトにするのと、今までの写真日記に加えてChambana生活情報コーナーを設けるのがとりあえずの目標です。お楽しみに。

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3月6日(木)
実家から届いた差し入れの中に豆おかきがあったので、研究室に配ったら好評でした。バングラディシュ人のKさんは「お茶が欲しくなるねぇ」といかにもアジア人らしい反応。中国人のF君は「日本のものでもっと柔らかくて甘い米菓子を食べたことがある」と思い出していました。おこしかな? それともポン菓子? こてこてアメリカ人のB君は「焼けた豆がおいしい」と珍しがっていました。そういえば、こちらでは煎ったナッツ類はよく見るけど、煎り大豆のようなものは見かけないですね。甘納豆みたいな甘い豆菓子もなくて、もっぱらスープなど煮物料理に使われています。メキシカン料理は必ずと言っていいほど豆が使われていますけど、焼いたり煎ったりした豆にはまだお目にかかっていません。

さて、今の私のお昼はたいていお弁当なのですが、適当な残り物や作る時間無いときは近所のカフェなどでランチを食べます。今日は弁当なしだったので、Illini Unionのフードコートへ向かいました。実は先週からすし屋がオープンしたのですね。ちょうどDairy Illiniの記者さんらしい人が取材をしていて、お客さんの感想を尋ねたり写真を撮ったりしていました。

もちろんフードコートなのであまり高いものは売れないわけだし、その場で注文を受けて握るのではなく、他のフードコート店と同様にあらかじめ決まっているメニューを裏手で作り置きしておく方式。江戸前風と巻き寿司の詰め合わせパックを数種類並べて売っていました。1パック4〜7ドルで味はコンビニ弁当ぐらいですが、ここでは魚介は贅沢品。値段のわりには頑張っているなと思いました。ごはんがもっと美味しくなって欲しいかな〜。他にはみそ汁があって、そして牛丼と牛うどん(ご飯とうどんの入れ替え?)があったのは正解だと思いました。これらの値段は3.5ドルなので、学生さんでも気軽に食べられるでしょう。一人暮らしでお寿司はまず作らないので、気軽に食べに行けるよう、つぶれないで欲しいものです。(笑)

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3月5日(水)
相変わらず数日毎に気温が上下しますが、だんだん暖かくなってきました。昨晩も0度Cぐらいだったので牡丹雪になり軽く積もりました。今朝には止んでいたので除雪を見込んで車を出そうとしたら、ドアが開かないー! よく見たら車が透明の氷でびっしりと覆われていたのですね。昨日の微妙な気温でシャーベット状になった雪が、今朝の冷え込みで再び凍ってしまったようです…。助手席もダメなので結局バスで出勤しました。気温がしっかり氷点下のときはほとんどの雪ははらい落とせますが、窓の表面には氷が張るので専用の氷かき棒は必需品。しかし、今回の氷は厚くて専用棒でも歯が立ちませんでした。(笑) アパートの住人には車で出勤した人もけっこういたのですが、お湯かけて氷を溶かしたのかな?

夜はテレビで男子バスケの試合を観戦しましたが、まるでドラマか漫画のような展開でした。リーグ戦はお互い残り1試合あるけど、リーグ優勝をかけたUIUCとUniversity of Wisconsinの一騎打ちだったのです。Wisconsinは勝ち数がUIUCより2つ多かったので、この試合に勝てば優勝。逆にUIUCはが最後まで勝ち続けないと優勝できないのとアウェー戦であるという不利な状況。優勝を期待するアウェー会場の雰囲気にのまれたのか、UIUCチームはいつもより動きが固くて途中10点以上差をつけられてしまいました。でも最後の数分で一気に得点を重ね、残り20秒で同点に追いついたのでびっくり! 最後にWisconsinがゴールへ突進するのをUIUCが止めようとしてファウルを取られてしまい、フリースローで1点決められて負けてしまいました。待ちかまえていたWisiconsinの観客がどっとなだれ込んでコートはもみくちゃ状態に…。う〜ん、惜しかったなぁ。試合後の会見で、監督が「あともう数秒あれば…」と負け惜しみ?を言ったのも納得できる試合展開でした。バスケの試合は得点に大差がついていると面白くないけど、こういう僅差の試合はとても面白いものですね。

Big Tenpen1_03.gif

3月1日(土)
車のメンテナンスのために朝一番にディーラー併設のBody Shopへ行った後、また映画に行ってきました。「The Pianist」という第2次世界大戦中のポーランドが舞台の実話を元にした、ユダヤ人ピアニストが主人公のドラマです。指輪物語に比べると圧倒的に年配の観客が多かったですね。最後のクレジットが終わるまで多くの観客が残る印象的な映画でした。次は「Chicago」かな。これもThe Pianistと同じくアカデミー賞にノミネートされているのですが、ミュージカルの映画化でセクシーでしたたかな女性2人が主人公のようです。それにしても助演のリチャード・ギアは老けちゃったなぁ…。

今日も映画好きのMと一緒だったのですが、待ち合わせると彼女に「男子バスケの試合やってるよ」と言われてあわてて車のラジオをつけました。今日はリーグBig Tenで2位のUIUCがリーグトップのUniversity of Michiganとawayで直接対決するのです。ちょうどメキシカンのファミリーレストランChilisで中継用テレビが置いてあるので、そこでお昼を食べながら途中までテレビ観戦しました。プロのスポーツチームがないChambanaのような大学の町では、学生スポーツ観戦が格好の娯楽。自然に学生や地元の人たちがサポーターになって応援するのでとても盛り上がります。テレビやラジオのローカル局は人気スポーツの試合を中継するので、ファミリーレストランやマーケットモールにはテレビが設置されて人だかりができます。男子バスケのホームゲームは今シーズンが始まるかどうかですでにチケットが完売していました。すごい。

大学の数がやたらと多く国土の広いアメリカは、最初は地方リーグだけで全国大会というものが無かったようです。情報網・交通網が発達した最近になって全国一を決めるような制度ができてきたようで、リーグに関係なく実力で全国ランキングTop 25が決められ、試合毎に更新されています。評価団体によってランキングが上下するのでややこしいですが。(苦笑) Fighting Illiniが所属するリーグBig Tenは五大湖周辺の主要大学で構成されていて、男子バスケはESPNのランキングで現在16位。女子バスケは残念ながらランク外。でもランク外のMichigan大学男子バスケがリーグトップだったのですから、ランキングはあくまで目安でリーグ戦では関係ないようです。

さて、家に帰ってから見た結果はシーソーゲームの末に3点差でIlliniの勝ち! 逆転トップになったのですが、次の試合は2位に浮上したUniversity of Wisconsinと再びAwayでの直接対決なので、リーグ戦が残り2試合でもまだ優勝の行方は分からない状況。次の試合も面白くなりそうです。


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