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ボールパークへ行こう!

アメリカといえば野球の元祖。シャンバナでは主にシカゴやセントルイスのメジャーリーグの試合をテレビ中継で観戦できますが、一度は球場で観戦されることをお勧めします。週末のデーゲームも多いので、お子さん連れでも心配ありません。球場ならではのサービスや観客の楽しいノリなど、野球観戦の面白さが倍増すること請け合いです。ここでは、シャンバナから日帰りで行けるシカゴの球場をご紹介します。

White Sox LogoChicago White Sox
US Cellular Field

US Cellular Field 1333 West 35th Street, Chicago, Illinois.
Phone: +1-(312)674-1000

http://chicago.whitesox.mlb.com/

チームの特徴

アメリカン・リーグ中部地区に所属。シカゴ南部で誕生して100年以上の歴史を持つ古豪チーム。1919年にブラックソックス事件を起こして以来長い間低迷していたものの、ここ10年ほど盛り返して最近では2000年に地区優勝。その後も首位争いを繰り広げていて勢いがあります。長打力があり、チームの看板でベテランの強打者フランク・トーマス選手をはじめ、ポール・コナーコ一塁手など若手選手達もガンガン打ってくれます。現在故障車リスト入りの主砲マジリオ・オルドネス外野手が復帰すれば、打線はさらに強化されるでしょう。2004年は高津臣吾投手が入団し、セットアッパーからクローザーとなり活躍中です。

球場の特徴

2003年に名前が変わったばかりで、ランドマークとしては旧名の Comiskey Park の方が通じます。1991年築で比較的新しく、4万5千人以上が入る広々とした球場です。この球場の名物は花火。味方の選手がホームランを打つ度にセンター裏の電光掲示板から花火が上がり、試合に勝った時も締めくくりにドカンと上がります。また、電光掲示板にファンのお祝いメッセージを表示してもらう有料サービスもあります。お勧めスポットは、外野席のライト側ブルペンの隣にあるスポーツバー。21歳以上しか入店できませんが、グラウンドに立った目線で観戦することができます。

持ち込み可能な物品は、16x16x8インチ(約40x40x20cm)より小さいソフトバッグ(ハードケースは不可)、1リットル以下のペットボトル入り水、透明ポリ袋入りの軽食、カメラ(ビデオカメラは不可)、折りたたみ式ベビーカーです。

チケット

上記のリストは2004年の週末料金(金〜日曜日)で、平日の試合は4ドル安くなります。通常の試合は球場のチケット窓口や球団の公式ウェブサイトでほぼ希望の座席が取れますが、 Windy City Classic は5ドル値上がりするにもかかわらずシーズン前に満席になります。なお、球場内通路の本塁側にチケット窓口 (Advance Ticket Window) があり、当日空席があれば差額を払って座席をアップグレードすることができます。

月曜日は半額になります。火曜日もペプシの空きボトルを持って行くと半額になります。子供料金は、大人の膝上に乗せる場合は無料、それ以外は通常料金の半額です。また、特定の日曜日は Kids Days となり、13歳以下の子供は球場の窓口でチケットが1ドルで買えます。

シャンバナからのアクセス

シカゴ南部にあり渋滞にもほぼ引っかからないので、車で行くのが便利。I-57→I-94と北上し、シカゴの摩天楼が見え出すあたりでI-94のすぐ左に球場が見えてきます。出口55Aの 35th Street でI-94を降りて、 Sox Parking の看板に従って球場に向かいます。球場の西側に駐車場があり、料金は1試合あたり約15ドル。誘導係員へ現金で支払います。

シカゴ市内から電車でアクセスする場合は、CTARed Line 南方面路線沿いにある Sox-35th Street が最寄り駅です。運賃は片道1.5ドル。球場は治安の悪い地域にありますが、試合当日は人通りが多く要所で警官も立っているので大丈夫です。

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Cubs LogoChicago Cubs
Wrigley Field

Wrigley Field 1Wrigley Field 21060 West Addison Street, Chicago, Illinois.
Phone: +1-(773)404-CUBS(2827)

http://chicago.cubs.mlb.com/

チームの特徴

ナショナルリーグ中部地区に所属。ホワイトソックスより25年早くシカゴ北部で誕生し、移転せず存続しているMLB最古参のチーム。投手力が優れており、2003年は先発投手5人すべてが10勝以上という活躍ぶりでした。また、日本でも有名なホームラン打者サミー・ソーサ外野手が攻守共々活躍しています。最近では2003年に地区優勝するものの、リーグ優勝およびワールドシリーズ出場からは50年以上遠かざっており、「ヤギの呪い」がかかっているからだと言われています。

球場の特徴

1914年築というMLBで2番目に古い球場で、全面にツタが絡まる外野フェンス、煉瓦造りの壁、手動のスコアボード、エレクトーンだけの応援音楽など、レトロな雰囲気でいっぱい。外野席が非常に狭く、そこに集うカブスファンは特に濃いことでも有名。敵チームのホームランボールは人気選手のものであろうと場外ホームランであろうとグラウンドに投げ返すのが粋!とされているほどです。また、外野席が低くて周辺のビルから観戦できることもあり、10以上のビルで屋上に桟敷席が作られています。

持ち込み可能な物品は、16x16x8インチ(約40x40x20cm)より小さいソフトバッグ(ハードケースは不可)、1リットル以下のペットボトル入り水またはジュース、カメラ(ビデオカメラは不可)です。

チケット状況

上記のリストは2004年の通常料金で、Windy City Classic も含めて6〜8月は通常料金よりも3〜10ドル値上がりします。MLBの中でも小さい球場なので、シーズン前には週末の試合がほぼ売り切れ、6〜8月は平日のデーゲームすら満席になります。シーズン中にチケットを取るにはブローカーに頼らざるを得ません。

シャンバナからのアクセス

球場がダウンタウン北部にあって渋滞の影響が大きく、球場の駐車場も狭いので、車+電車でのアクセスをお勧めします。

METRAを利用するならば、車でI-57を1時間半ほど北上し、出口335でI-57を降りてMETRA最南端の駅 University Park に向かいます。駅前の駐車場に車を置いてシカゴ行き快速に乗れば、1時間でシカゴの中心にある終着駅 Randolph Street に到着します。そこから3ブロックほど西に歩いて Washington & State の角にあるCTAWashington 駅から Red Line 北方面行き(地下鉄)に乗ります。15分程で球場のすぐ側にある Addison Street 駅に到着します。

CTAのみを利用するならば、車でI-57またはI-55を2時間ほど北上して Midway 空港に行き、空港ターミナルの東隣にあるCTAの Midway 駅に駐車します(12時間1.75ドル)。 Orange LineChicago Loop 方面行きに乗ると30分程でダウンタウンに到着するので、 Lake 駅で Red Line 北方面行きに乗り換えます。なお、 Midway 駅の隣駅 Pulaski/51st にもCTAの駐車場があり、こちらは24時間1.5ドルです。

電車の運賃は片道でMETRAが約6ドル、CTAが1.5ドルです。CTAは5〜10分間隔の運行ですが、METRAは快速が1時間に1本ぐらいしか運行されていないので、前もって時刻表を確認されることをお勧めします。

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豆知識

マイナーリーグ (Minor League)
メジャーリーグ傘下の組織の総称。シャンバナ近郊ではミルウォーキー・ブリュワーズ傘下の3Aチーム、インディアナポリス・インディアンズなどがあります。メジャーリーグよりチケット代などが安いので、より気軽に野球観戦が楽しめます。
ブローカー (Broker)
チケット仲介業者のことで、球団側が売り切れ状態でもブローカーがチケットを確保している場合があります。値段は通常ならば公式料金の2〜3倍程度。インターネット上に情報を掲載しているブローカーも多く、値段を比較しながら買うことができます。球場の入口近くにたむろっているダフ屋は違法らしいのですが、値段はブローカーのものとそれほど変わらないようです。
家族向けサービス
球団によって内容が違いますが、子供連れの家族はチケット料金が割引されたり、試合前もしくは後にキャッチボール大会やサイン会など子供と選手の交流サービスが催される日があります。詳しくは各球団の公式ウェブサイトをご確認下さい。
試合前のイベント
試合開始の1時間半〜2時間前から入場でき、選手達の練習風景を観ることができます。このページで紹介した球場はフェンスが低くネットが張られていないので、間近で選手達を観ることが可能。1階席のダッグアウト近くで待っていれば、練習終了後の選手からサイン (Autograph) を書いてもらえる機会があるかもしれません。だいたい試合開始30分前までが受付時間で、もちろん対戦相手チームの選手にお願いすることもできます。また、日によって球場内ツアーや花火大会などが催されることもあります。
ファングッズ
帽子やTシャツ、ユニフォームのレプリカなどは試合当日の球場の出店でも買えますが、シャンバナ市内のスポーツ用品店でも売っているところがあります。また、プロモーションの日はロゴ入り帽子やマグカップなどの記念グッズが先着順でもらえたりします。詳しくは各球団の公式ウェブサイトでご確認下さい。
応援
日本のような鳴り物応援団がない代わりに、球場がタイミング良く音楽を鳴らし、それに合わせて観客が手拍子したり声援を送ったりします。味方のチャンスになると音楽が無くても自然に立ち上がって拍手をおくり盛り上げるので、観客席はかなり賑やか。自作の応援看板や横断幕 (Sign, Banner) を掲げるのもよく見られますが、周りの人の観戦のじゃまにならないよう、プレー中は畳んでおくのがマナー。同じチームとの連戦で全勝しそうな時は、 Sweep = 一掃としゃれて、ほうきを持って応援する人もいます。
セブンスイニング ストレッチ (7th Inning Stretch)
7回表が終わった時点で座席から立ち上がり、座りっぱなしだった身体を伸ばしてやると共に、7回裏からの味方チームの攻撃を期待して「まだまだこれから!」と志気を高めます。国歌Take Me Out to the Ball Game のサビの部分を歌うのが恒例です。
ウィンディシティ クラシック (Windy City Classic)
6月から7月にかけてインターリーグ(ア・リーグとナ・リーグの公式交流戦)中に行われるシカゴ同士の対戦カードで、ミシガン湖からの強風が吹き付けるシカゴの別称に由来。ダウンタウンを挟んだ南北の球場で行われるので Cross-Town Classic とも呼ばれます。同じシカゴながらホワイトソックスファンとカブスファンはくっきりと分かれているようで、この対戦が近づくと互いのライバル意識を煽り合って大いに盛り上がります。チケットはシーズン前に完売するほどの人気なので、手配はお早めに。
ブラックソックス事件 (Black Sox Scandal)
当時MLBで最強だったにもかかわらず最も給料が安かったホワイトソックスで、処遇に不満を持つ主力選手らがスポーツ賭博師の誘いにのり、1919年のワールドシリーズで八百長して負けた事件。発覚後裁判沙汰になり、8選手が球界から永久追放されてしまいました。これ以降ホワイトソックスはワールドチャンピオンから遠ざかっています。
ヤギの呪い (Billy Goat's Curse)
ボストン・レッドソックスの「バンビーノの呪い」と並んで有名なカブスの逸話。1945年のワールドシリーズにカブスが出場したとき、 Wrigley Field の近くにあるレストランのオーナーがヤギのビリーを連れて毎試合観戦していました。ヤギの分のチケットも購入して第3戦まで問題なく観戦できていたのですが、なぜか第4戦になって突然球場側がヤギの入場を禁止。このオーナーとヤギは門前払いにされてしまったため、「もう二度とこの球場でワールドシリーズが開催されることはないだろう!」と球場前で怒鳴りつけたのだそうです。それまで2勝1敗とリードしていたカブスはこの日から3連敗してワールドチャンピオンを逃してしまい、さらにその後1度もワールドシリーズ出場を果たしていないことから、呪いの噂が広まったのだとか。
ちなみに2003年はカブスとレッドソックスが各リーグの優勝戦まで進んで大変盛り上がり、験担ぎとして球場にヤギを連れてくるカブスファンもいましたが、双方共に呪いを払拭することはできませんでした。しかもカブスの方はファンによる守備妨害があったり、あと数アウトでワールドシリーズ出場というところで連敗したりと、まるで呪いを実証するかのような試合展開になってしまいました。
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