茶通
抹茶味の薄皮と漉し餡の組み合わせが美味しい、素朴な焼き饅頭です。(調理時間:約1時間)
材料(10個分)
小麦粉 | 80 g + 余分量 |
重曹 または ベーキングパウダー | 小さじ 1/2 |
抹茶 | 小さじ 1 |
卵白 | 1個分 |
砂糖 | 50 g |
濃し餡 | 300 g |
煎茶(飾り用) | 適量 |
手順
- 小麦粉、ベーキングパウダー、抹茶を合わせて2回ふるっておきます。
- 泡立て器で卵白を軽く泡立てて、さらに砂糖を混ぜ合わせ、つのが立たない柔らかいメレンゲにします。
- 1を2に入れてこねないようにさっくりと混ぜ合わせます。粉気がなくなったら濡れ布巾を掛けて30分間寝かせます。生地が固いときは水を加えて下さい。
- ホットプレートに薄く油を引いて、150度F(約65度C)に温めておきます。
- 餡を10等分にして丸めておきます。
- バットに余分の小麦粉を敷いてその上に3の生地をあけます。手にも小麦粉を付けて生地に小麦粉を軽く揉み込んで、耳たぶよりやや柔らかいぐらいにします。生地を10等分にして、蒸し饅頭と同じ要領で5の餡玉をそれぞれ包みます。
- ホットプレートに煎茶の葉を並べてその上に6の饅頭を置き、へらで軽く押さえつけて2cmぐらいの高さにします。ホットプレートの温度を320度F(約160度C)に上げて両面をじっくり焼きます。両面に茶色の焼き色が付いて、側面が柔らかくてもべとべとしなくなれば、できあがりです。
メモ&アレンジ
- 抹茶や茶葉が苦手な方は、入れなくてもOKです。
- インターネットで公開されているレシピの中には、漉し餡に黒胡麻を適量混ぜたものも多くありました。前もって黒胡麻を煎っておくと、さらに香ばしい風味になります。
- 私はホットプレートを持っていないので、フライパンで代用しています。この場合、コンロを中火以下で加減して、じっくり焼くのにちょうど良い火加減を見つければ大丈夫です。
- ホットプレートの表面にくっつかない加工が施されている場合は、油を薄く塗る必要ありません。
- 焼く前に生地が乾燥してしまうと、側面が生のままになってしまうのでご注意下さい。
- 密封保存すれば数日間保ちます。焼きたては皮がさくさくとしていますが、1日経つと餡の水分でしっとりとしてきます。
参考文献
- UIUC日本館で行われた和菓子作りでの茶通のレシピ(2003年秋)。