カーチェイスが発生！ 遠くからパトカーのサイレンが近づいて来たかと思うと、逃走中の車が左2車線の間を無理矢理通り抜けて、その後をパトカーが同様に追いかけていったのです。当然それらの車線に居た車は被害を受け、もぎ取られたサイドミラーが私の居た最右車線まで飛んできたりしました。それがこれです。
逃走車はすぐ先で御用になったようですが、被害にあった車が次々と路側帯に移動して警官にその場で訴えていました。この女性の車も左のサイドミラーが90度に折れて取れかけています。もし私も中央車線にいたらまた車を修理する羽目に…右車線に寄っていて本当にラッキーでした。
この事故車がカーチェイスと関係あるのかどうかは分かりませんでした。先にこの車が事故を起こして渋滞になり、そこに逃走車が突っ込んできたのかもしれません。
着いた早々の災難でしたが、これ以降は特にトラブルもなく無事に町の中心であるFrench Quarterに到着できました。観光案内所でもらったホテル案内の冊子で適当なホテルを選んだのですが、今日は元旦でSugar Bowlという大きなイベントがあるので、冊子に付いている割引クーポン券は使えないとのこと。宿代が高くついてしまいました…。
French Quarterは正に京都の町並みを連想させます。狭い一方通行の道路が碁盤目状に交差していて、2，3階建ての間口が狭くて中庭がある町屋のような家屋がぎっしりと並んでいます。ただし、建物の壁はとてもカラフル。白、赤、黄、青、緑、桃色と様々な色の壁が隣り合わずに並んでいて目を楽しませます。そしてバルコニーには繊細なレースのような金属製の格子。他の町では見られない、New Orleans独特のフランス風の建物だとか。写真の建物は大きな老舗のレストランで綺麗に飾られていますが、民家でもバルコニーに植物をたくさん飾っている家が多かったです。
French Quarterのミシシッピ川の方に大きな教会と公園があって、その周りが一番賑やかなところのようです。土産物屋が並び、大道芸人や辻占いもたくさん集まっていました。また、港からはコーヒー豆が多く輸入されるそうで、至る所にカフェを見かけました。ここは一番有名なCafe du Mondeで、コーヒーとフレンチドーナッツしかないのにこの繁盛ぶりです。さっそく試してみたのですが、ドーナッツが粉砂糖に埋まっていてびっくり！ どうやっても粉砂糖が服に付く！ これはフレンチじゃなくて甘い甘いアメリカンスタイルなのではなかろうか…。（大笑）
夕食は名物の生ガキを食べにRoyal通りへ。日本のものよりあっさり味で食べやすかったのだけど、生ガキの好きな人はカキ独特の風味が弱くて物足りないという感想でした。そしてNew OrleansといえばJazz！ 食後はBourbon通りのJazz Barに出かけてライブ演奏を楽しんできました。ここは毎日JazzのライブをやっているMaison Bourbon Nite Club。1ドリンク制ですが、入り口が通りに開放されているので、店の外からでもサウンドを楽しむことができました。
Bourbon通りはジャズハウスだけじゃなくディスコやカラオケ、さらには風俗店もある歓楽街なので、女性の一人歩きはしたくない所かもしれません。でもこの日はSugar Bowlで勝ったGeogia大学のサポーター（ロゴ入りの赤い服を着ているのですぐ判る）が大騒ぎで、小さい子供連れのサポーター一家も夜遅くまで出歩いていたりして驚きました。
