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フランス旅行編

Nouan le Fuselier (2003年5月4日・6日撮影)

Parisから急行列車で1時間ほど西南西に行くとOrleans、そこからバスで30分ほど南に行ったところにある小さな町が、次の研究会開場であるNouan le Fuselierでした。森に囲まれ、周辺には古城がたくさんあるLoire地方の静かな町です。

Paris SNCF Gare Austerlitze

パリ市には国鉄(SNCF)の駅が方面別にいくつかあって、私達が利用したのはParis Austerlitze駅でした。フランスらしくオープンカフェでは昼間からビールやワインを飲む人が。欧州の列車は遅れやすいと聞きますが、目的の列車が入線するホームが出発10分前ぐらいにならないと表示されなかったものの、定刻通りに出発しました。渡米後は列車に乗る機会が無かったので、実に1年ぶりの列車の旅です。出発して15分も経つと車窓風景は森と畑になりました。

Cafe
Cotage

Nouan le Fuselier駅から西に500mほどのところにあるコテージです。古い民家を10棟ほど改装してバカンスや研究会に使えるようにしてあり、中心に事務室と食堂があります。すぐ近くに池があって釣りをしている人が何人もいました。私の割り当てられた部屋は2階もあって計6つものベッドがあり、キッチンやシャワー、暖炉までありました。電話やテレビがないので外界の情報からは隔離されますが、家族や仲間でゆっくり過ごすのにはとても良い所でしょう。すぐ裏が林で、窓から見える新緑が綺麗でした。

団体客だったので食堂で3食とも食べましたが、ここのご飯がとても美味しかった! パリのカフェで食べたのより美味しかったかも…。昼と夜はしっかり食べる典型的なフレンチスタイルで、前菜・メイン・サラダとチーズ・デザートというコース。日本で食べるフレンチのコース料理より皿数が少ない分、一皿毎のボリュームが多かったですね。フランス人の方に教えてもらったところ、家庭料理では夕食がもっと軽くシンプルになるそうです。胃に負担がある為か、朝はパンまたはシリアルとコーヒーだけというコンチネンタル。毎食後にでてくるコーヒーがまたエスプレッソ以上に濃いのですが、カフェ・オ・レで飲むのは朝だけなのだとか。フランス人がアメリカン・コーヒーを薄いと見なす理由がよく分かりました。

From a Window
Chateau de Sully 1

研究会中のエクスカーションでバスで1時間ほど離れたChateau de Sully-sur-Loireという古城の見学と夕食会がありました。なんでも、このロワール地方には300近い古城があるらしいです。このシュリー城は14世紀終わりに建てられたものですが、世界大戦後に持ち主が手放してしまったので、一度荒れ果ててしまったのだとか。しかし、30年ほど前から散逸した調度品を集めたり復元したりして、当時の雰囲気を再現しようとしているのだそうです。また、夏の間は音楽祭を催していてこの地方の名物になっているようです。

Chateau de Sully 2
Chateau de Sully 3
Living Room

外見はシンプルな古城ですが、再現中の内装はため息が出るような豪華さ。しかも、最後の壁画に囲まれた部屋で夕食会だったのです。この城のメインの部屋で、壁面はすべて歴代城主の肖像画。場慣れしていないから、あまり落ち着いて食べられなかったですね。(笑)

Bed Room
Dining and Dance Room

無事に全日程が終わりましたが、フランスはやはり出張で来るだけじゃもったいないと思いました。(笑) このあと日本に一時帰国しましたが、私の帰国前日にSARS感染していた台湾人医師が関空を通過していたことを、後から両親に教えてもらって驚いたというおまけがありました。日本では一斉に消毒が始まるなど大騒ぎになったようですが、その時点で私は既にChambanaに戻っていたのでいまいち危険性の実感が湧きませんでした。結局発症しなかったので一安心です。

Paris 1  Paris 2

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