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August, 2003


Rainingpen1_01.gif

8月31日(日)
珍しく、梅雨のようなしとしと雨が降っています。時折雷が鳴るけれどほとんど雨脚は弱く、明日いっぱいまで降り続くそうです。そんなわけでセントルイス行きはやめて、部屋の片づけなど雑用をしています。今度こちらの暮らしについてのエッセイみたいなのを書くことになったので、適当な写真を選んでおかないと。大学と町の風景写真を入れて欲しいとのことだけど、やはり地平線まで続くトウモロコシ畑の写真は外せないかな、というわけで、晴れたら郊外に写真を撮りに出かける予定です。エッセイを書くのは初めてなので、分かりやすく書けるかどうかちょっと不安…なにせ国語の成績は悪かったからなぁ。

Japanese Conversation Tablepen1_05.gif

8月29日(金)
ここ2週間ほど暑くて干上がっていましたが、久しぶりに雷雨になり、涼しくなりました。今日は大学の講義が始まって最初の週末なので、先週と同様にキャンパス周りではあちこちで学生が夜遅くまで騒いでます。研究室前の古い家屋は地階がベジタリアン食堂で一階が集会場なのですが、今夜はライブをやっていて黒ずくめの格好をした観客が辺りでたむろっていました。普段見慣れている学生の格好はTシャツにGパンなので、おしゃれをしている彼らを見ていると京都に居た時のライブハウス周辺を思い出しました。懐かしいなぁ。

今日の夕方は日本語会話テーブルというものに参加してきました。これは毎週金曜日夕方に研究室近くのカフェで行われているもので、日本語ネイティブの人だけでなく、日本語を練習したいアメリカ人や留学生も参加できる気軽なおしゃべりの場です。今回は日本人会会長のYさんと共に日本人会の宣伝に行ったのですが、20人以上の参加者の内で半分ぐらいは会の存在を知らなかったので、良い宣伝になりました。新たに知り合いも増えたので、これからのつきあいの幅が広がればいいですね。同じ様に英会話テーブルというものもあるらしいと教えてもらいました。Minが帰国してから会話時間が減ってきているので、時間が合えば参加してみたいです。

実は9月1日がLavor Day(勤労感謝の日に相当?)なので、明日から3連休らしいです。日曜日にセントルイスに行ってみようかと思いますが、お天気次第では変更するかもしれません。

Quad Daypen1_37.gif

8月26日(火)
明日から大学の授業が始まります。で、今日はQuad Dayという新入生歓迎会が大学の中庭で行われました。広い中庭にサークルのブースがびっしりと並び、Union前には特設ステージが設けられてバンド演奏やダンスの披露などが行われたりします。1日だけなので新入生も一斉に集まり、中庭は大混雑の状態。音楽や映像が流れたり勧誘のチラシが舞ったりと、とても賑やかでした。日本の学園祭に相当するものは無いので、今日羽目を外すのでしょう、いつも以上に夜中までキャンパス内で騒ぐ連中が多かったです。車の運転に気を遣う時期になりました。

ちょっと仕事が立て込んでいて日記をさぼっていますが、先週夏バテになった以外は元気にやっています。この2週間は90度F(約32度C)以上になって、遅ればせながら夏がやって来た感じですね。野球観戦の写真とかアップしたいのですが、もう少し後になりそうです。

Dodgers at Cubspen1_16.gif

8月18日(土)
昨日は夏の最後のイベントとして?野球観戦に行ってきました。観戦メンバーは化学科のKさん夫妻とWさん、私の4人。Kさんの車でChicago南部のMidway空港まで行って、電車に乗り換えてWrigley Fieldへ向かいました。途中、道路の混雑や電車の遅れがあって、午後1時20分の試合開始より20分ほど遅刻してしまいましたが、到着直後にバリバリという轟音が響き渡ってびっくり。この日ミシガン湖畔で航空ショーがあり、アクロバットの飛行機が球場上空を通過した瞬間だったのです。観客も度々大接近する飛行機には歓声を上げていました。(ちょっと試合に集中しきれなかったのが残念…)

2週間前に野茂投手の登板日を予想して17日のチケットを買おうとしたのですが、Cubsのチケットセンターへ電話したら単独席すらすべて売り切れという返事。Cubsファンは熱狂的ですね〜。仕方がないのでネットのダフ屋さんで4連続の座席を探しました(ダフ屋はアメリカでは合法の商売だそうです)。相場が正規の約2〜4倍の値段だったので内野席はとても買う気になれず、30ドルの外野自由席を一番安かったサイトから65ドルで購入。しかし当日は既に立ち見がいっぱい居て席に座れず終い。階段の端の方に座ったりして観戦するはめになってしまい、MLB発観戦のKさん夫妻には申し訳なかったです。ただ、Wrigley Fieldの外野フェンスは非常に低くグラウンドに近いため、外野席とはいえ予想以上に臨場感がありました。スコアボードも未だに手動で、広告や大画面スクリーンは一切無しという、純粋に野球だけを楽しめる魅力的な球場だと思います。

ドジャースの先発ローテーションは数日前に変更されたりしていたので、私と同じく野茂さんファンのKさんをがっかりさせるかもと冷や冷やしましたが、予想通り野茂さんが登板なさったので一安心。この日は四球が出たりしてちょくちょくランナーを出していましたが、二塁以上は進めさせず7回まで無失点! めでたく14勝目を飾られました。Cubsの強打者Sammy Sosaが相手の時は早いテンポで投げて見事三振を奪ったりと、外野席からでも各打者に対して投げ方を変えるのが分かって面白かったです。Cubsの先発投手も2点取られたものの好投したので、試合は2時間半とあっという間に終わってしまいました。カンカン照りの晴天で暑かったので助かりましたけど、内野席で日陰だったらもうすこし長く楽しみたかったですね。

Seventh-inning Stretchの時の恒例の合唱で、歌詞を間違えてたりして観客にうけていたゲストの歌い手さんがヘヴィメタルで有名なOzzy Osbourneだった、と後からニュースで知って驚きました。Take Me Out To The Ball Gameを歌うOzzy…うーん、イメージ合わなさすぎ。だからこそ観客も大受けだったのかな。(笑) しかも妻のSharonさんが始球式で投げていたらしいのです。遅刻したのが残念無念。双眼鏡持参のKさん達には、暑さ以外は大いに楽しんでもらえたようで良かったですが、次の機会があれば、もっと早くに来て選手の練習風景も見てみたいです。

No effect of the blackoutpen1_10.gif

8月16日(火)
木曜日に起こったアメリカ北東部の大停電ですが、私の住むIllinois州の方は全く影響がありませんでした。この日は翌日の打合せ準備で忙しくて、日本からのメールでこの騒ぎを知ったのですよ。(苦笑) 停電地域で一番近かったのはMichigan州ですね。東隣のIndiana州から西側は電力供給元が違うのでしょう。

このような大停電はChambanaではないのですが、大嵐になったりすると、局地的な停電はしばしば起こります。なにせ、未だに市内のほとんどの電柱が「木製」ですからねぇ。Kさんのアパートでは夏の雷雨で最大6時間も停電になって、冷蔵庫のものがダメになったことがあるとか。それでも新築アパートに併せて新たに設置される電柱はやっぱり木製なんですよね。電力会社が電柱代?をケチっても、停電の復旧作業が多ければ得にはならないと思うのだけど…。

研究室のYさんは今週末Detroitに遊びに行く予定を残念ながらキャンセル。逆に、泊まりにいく予定だったDetroitの友達がChicagoへ避難してくるということ。Detroitでは水道のポンプが動かず、日曜日まで復旧の見込みがないらしいです。F君は確か休暇を取ってBostonに1週間出かけたばかりなのだけど、どうなったことやら…。

MS Blastpen1_41.gif

8月12日(火)
朝一番に研究室のM君が部屋にやって来て、「パソコンのOSがWindows 2000かXPなら、今すぐウィルス対策してくれ〜!」と言って、Yさんと私に対策手順を教えてくれました。ニュースでも大きく取り上げられているコンピュータウィルスが、私たちの研究室にもやって来たのです。私の仕事用デスクトップは感染していませんでしたが、研究室のJ君のPCは感染していて、即座にワクチンで駆除。同じ学科の別の研究グループでは複数のPCが感染していたようです。

うちの研究室では研究用PCはLinux中心なのですが、個人が持ち込むPCは全員Windowsです。大抵のPCがLANにつなぎっぱなしなので、今回のウィルスに感染しやすかったようです。私のPCはOSをアップデートしたばかりだったので今回は被害に遭いませんでしたが、同じ様な方法で感染する新しいウィルスが出回ったらたまらないですね〜。皆様も重要データのバックアップとOSのアップデートには十分気をかけて下さいね。

Too heavypen1_44.gif

8月11日(月)
今日の夕方はChampaignに引っ越してくるSさんを空港まで迎えに行きました。彼女は学科が違うのですが私の研究室の真向かいの建物に通うというご近所さん?になることもあって、1ヶ月半前にもアパート探しでお手伝いしたところです。今回は引越なので持ってきた荷物が多いでしょう、と尋ねると、実はトラブルがあってね〜、と事の次第を話してくれました。

なんと、飛行機の後ろが重すぎて飛ばないという理由で、大型カバン十数個が乗り継ぎのDetroit空港で下ろされてしまったのだそうです。その中に彼女のスーツケースが含まれていたのが窓から見えたのだとか。幸い預けた荷物2つの内、即日必要なものが入ったキャリーバッグは無事ターンテーブルに出てきたのですが、やはりスーツケースは出てこなかったので、受付カウンターで紛失届けをしておきました。荷物が見つかれば彼女の自宅まで届けてもらうことになっているそうです。いや〜、30数人乗りのプロペラエンジン飛行機とはいえ、重すぎて飛べないという事態は初めて耳にしました。(笑)

その後、Champaignダウンタウンのタイ料理レストランで軽く夕食を食べて、取りあえず必要な食料と雑貨を買い出しに行きました。私も到着当初は研究室仲間に買い出しを手伝ってもらいましたっけ…。彼女の新居は3人シェアの一軒家なので、私が貸した客用エアベッドがあれば生活はできます。これから到着する荷物を整理しつつ、必要な家具を揃えていくことになるようです。早く落ち着けると良いですね。

I miss you...pen1_02.gif

8月8日(火)
水曜日は友人MとChampaign最後の晩餐と言うことでインド料理のビュッフェ(バイキング)、昨日は研究室の院生さんの博士進学試験合格祝いで中華料理のビュッフェ、今日は化学工学科所属の研究室同士の親睦会で出前のピザ、と今週は外食続き。ついついキュウリを1本腐らせてしまいました…。

友人Mはいよいよ明日からChampaignを離れ、学生時代を過ごしたOhio州などに1週間滞在した後、中国へ帰国して故郷の大学に就職する予定です。今晩彼女は中国人仲間とのお別れパーティに出ていたのですが、帰宅した後に電話をくれました。パーティに行く前に私が引越セールの品を取りに行って会っていたのですが、慌ただしくて別れの挨拶がゆっくりできなかったから心残りだったとのこと。私にとって彼女はとても気が合うこの町で一番の親友だったので、この1年半の間の思い出話をしているうちに寂しくて泣きそうになりました。彼女も I miss you と言い、お互いしんみりとしてしまいました。名残惜しい気持ちを英語でうまく言えずにもどかしい限りでしたが、お互い元気でいて、中国または日本で再会しようと約束しました。幸い私達の母国は近いし、今は電子メールという手段で国を超えて手軽にメッセージや画像を交わすことができます。彼女とはこれからもずっと付き合っていきたいと思います。

8月は正に別れと出会いの季節。来週初めには日本人会を通じて知り合ったSさんがイリノイ大へ転学する為にOhio州Clevelandから引っ越してきますし、私の研究室でも中国人のポスドクEさんがもうすぐ来ます。Mとのようないい関係を彼らとも築いていきたいです。

Ravinia Festival with Hailpen1_36.gif

8月4日(月)
待ちかねていたシカゴ交響楽団のラヴィニア音楽祭に行って来ました。シカゴ北部のリゾート地にあるラヴィニア公園で毎年6〜8月に行われている野外コンサートで、化学科のポスドクでクラシック大好きなW坂さんにチケットを手配してもらい、博士課程進学のための準備が一段落したKさんを誘って、3人の道中になりました。コンサートは夕方7時からなのですが、その前に日系スーパーのミツワに寄ろうということで、快晴の空の下、朝10時に出発。午後から雷雨の予報があったものの、午後1時頃にはミツワに着くと見積もっていたのです。

ちょうどシカゴのダウンタウンにさしかかった頃から雷が光り始め、大雨が降り始めました。週末のシカゴ・ダウンタウンは車が多くて、いつも高速道路がノロノロ運転だったことが幸いして、玉突き事故も起こらずに済んでいました。ところが、雷が近づくと雨音がいきなり大きくなりました。「ひょうが降ってる!」 雨に混じって氷のつぶてが降ってきたのです。

どんどん音が激しくなり、直径1cmもある雹が大量に降って来るのを目の当たりにし、3人とも雹を見るのが初めてで度肝を抜かれてしまいました。ボンネットにバラバラと当たる音がとても大きくて、会話しようにも互いの声が聞き取れないほど。車に穴が開くのじゃないかと思いました。(幸い傷はできていませんでした。) 立体交差の橋下の路側帯は停車中の車で一杯になっていたので、多くの人が雹が車に当たるの嫌うようです。ミツワに着く前には雹は止んでいたのですが、緊張しながら車を運転したので疲れがどっと出て、たった1時間で1日が終わってしまったように感じてしまいました。

幸い音楽祭の時は小雨で雷の邪魔はなく、演奏を大いに楽しむことができました。五嶋みどりさんのヴァイオリンソロは、生演奏で見るのは初めてで、瞬きするのが惜しいぐらい目を凝らしていました。観客の気を最後まで惹きつける吸引力がとても強い、すばらしいソリストですね。昨年も聴きに来たW坂さんも、オーケストラの演奏会が初めてのKさんも、もちろん私も大満足で、心地よい疲れの中で帰路についたのでした。コンサートの興奮も冷めやらず、帰りの道中はずっと会話も途切れず、無事に帰宅。長い長い1日を終えることができました。

今年は昨年に比べてずいぶんと涼しく(7月はほとんど30度C以下)雷雨も多いです。天災には太刀打ちできませんが、トルネードや落雷など破壊力のあるものはなるべく当たらないで欲しいなぁ、と思います。


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