揚げおかき
「揚げ餅」とも呼ばれるように、自然乾燥させた餅を揚げたものです。シャンバナを含め米国中西部の気候は乾燥しやすいので、おかきを作るのにうってつけ。どの国の人にも好まれるので、パーティ用のスナックに適しています。市販のパック餅からでもできますが、ここでは餅粉から作る方法をご紹介します。(調理時間:約30分。餅の乾燥時間を除きます)
材料(約300g分)
餅粉 | 200 g |
水 | 220 mL |
片栗粉 | 適量 |
揚げ油 | 適量 |
調味料(醤油、塩、砂糖、一味唐辛子など) | 適量 |
手順
- まな板または大きなバットに片栗粉を薄くまぶしておきます。
- 耐熱性容器(中が見えるガラス製が便利)に餅粉を入れ、少しずつ水を加えながらダマにならないように良く混ぜます。
- ふた(またはラップ)をして電子レンジで約1分半加熱し、ふたを開けて木べらでよく混ぜます。これを透明感とこしが出てくるまで繰り返します(2〜3回。電子レンジの出力によって変わります)。最後はプーッとふくれてから30秒ぐらい加熱して電子レンジを止めます。
- 3の餅を1の片栗粉の上にあけて、餅の上からも片栗粉をまぶします。麺棒で厚さ1cmぐらいに伸し、ラップをかけて一晩放置します。
- 固まった餅の表面から余分な片栗粉をはらい落とし、一口大に切り分けます。バットに並べて、風通しの良いところで1〜2週間ほど乾燥させます。天日干しが良いですが、湿気が高い時期は冷蔵庫内で乾燥させるとよいでしょう。餅にひびが入り、手で簡単に割れるようになったら乾燥終了です。
- フライパンに深さ1cmぐらいの揚げ油を入れて約160度C(約320度F)に熱し、5の餅を入れて揚げます。餅が膨らんできつね色になったら、手早くペーパータオルなどの上に移して余分な油を切ります。
- 6に調味料をまぶして、できあがり。
メモ&アレンジ
- 市販のパック餅を使う場合は、手順5から7に従って下さい。
- 餅の乾燥が不十分だと、揚げても固い芯が残って、さくさくとしたおかきになりません。
- 手順1で、胡麻、ピーナッツ、桜エビ、よもぎ、青のり、カレー粉などを混ぜても美味しいです。
- 手順6で、揚げる代わりに焼いたり煎ったりすることもできます。焼く場合は、約200度C(約400度F)に熱したオーブンで、乾燥餅を焼き色が付くまで5〜8分間焼いて下さい。煎る場合は、ポップコーンと同様に、強火で熱したフライパンなどで時々ゆすりながら乾燥餅を約5分間煎って下さい。もしくは、茶封筒などの紙袋に入れて、電子レンジで2〜3分間加熱して下さい。
- 乾燥済みの餅は、密封容器に入れて低温で保存することができます。
- 手順3の時点ではごく普通の餅です。このまま丸餅または切り餅にすれば、お雑煮やお汁粉などに使えますし、冷凍保存もできます。